風刺画にもたくさんの種類があります。
政治や宗教、社会問題、戦争、環境問題など、世界中で様々な話題に関する風刺画が描かれています。
この記事では、思わず「怖い!」とつぶやいてしまいそうな風刺画を紹介します。
どんな時も自撮りは忘れない
自撮り最優先。
イタリアのイラストレーター、Marco Melgrati氏の作品です。
スマホ社会を風刺した風刺画です。
VRの世界
緑はVRでしか見られない時代に…?
この風刺画の作者はポーランドのイラストレーター、Pawel Kuczynski氏です。
氏の風刺画作品は他の記事でも多く取り上げているので、よかったらこちら↓も読んでみてください。
いいねがないと死ぬ
病院で測定するのは心拍数だけではなく、いいねやツイート数も?
人肉検索
新疆ウイグル自治区出身の風刺漫画家、Rebel Pepper(王立銘)氏による風刺画です。
中国では有名人や芸能人のスキャンダルに乗じて、ネット市民が彼らの本名や家族構成といったプライバシーを暴き立てる活動が頻繁に発生します。
その活動のことを「人肉検索」と呼んでおり、この風刺画はその人肉検索の犠牲者を表しています。
SNSのボウル
SNSでいっぱいのボウルに飛び込もうとする人がいます。
でも、よく見るとこのボウル、上に上がるはしごがどこにもありません。
飛び込んだら最後、上がることはできないようです。
この作品はイギリスのイラストレーター、John Holcroft氏によるものです。
氏による他の風刺画作品もこちら↓の記事でいくつか取り上げています。
Facebookの笛吹き男
SNS中毒者たちがスマホを覗き込みながら歩いています。
先にいるのはfacebookの形をした笛を吹く男。
「ハーメルンの笛吹き男」をオマージュした作品と思われます。
この風刺画の作者はアゼルバイジャンの画家であるGunduz Agayev氏です。
妊婦さん
もしマックのハンバーガーばかり食べていると…?
飴とカミソリ
ハート型の飴。でもその中にはカミソリ。
愛情は人を傷付けることもあるものです。
燃料補給のような食事
まるで車にガソリンを入れるかのように食事をするビジネスパーソンたち。
よく見ると店員もお客さんも全員同じような顔をしているようです。
この風刺画の作者は石田徹也(1973 – 2005)です。
石田氏は国内ではあまり知名度がないものの、海外ではかなり有名な風刺画家です。
2012年にオークションで出品された「囚人」という氏の作品は約1億円で落札されており、また、2019年にスペイン・マドリードの国立美術館で開催された個展は31万人を超える入場者を集めるなどしており、海外での人気の高さがうかがえます。
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